今まで何度かAlexaを車に載せようとして挑戦した、うちの車で使っているナビへのbluetooth接続。echo dotを使って何度試しましたがうまく行かず断念していました。今回EchoAutoが発売され再度チャレンジ。接続に成功したので記録しておきます。
スマホでいいんじゃね?とも思いましたが、毎回アプリを立ち上げる必要性が無いこと、音声認識精度が高いらしいということで購入しました。
現在、KENWOODの彩速ナビMDV Z701という2014年発売のものを使っています。現在もこのシリーズの後継(クリックでamazonのページへ)は発売されており、フリックやピンチインなどスマホライクな操作感と外付けHDDからのUSB接続での音楽、映像再生が出来るなど、AV機能と操作感が気に入り購入しました。だがしかし!肝心のナビ機能がイマイチでアホなルートを案内されることが少なからずあり、結局google先生にナビをお願いすることもしばしば。
今回EchoAutoを購入したきっかけのひとつとしてナビ機能が今後使えるようになる(だろう)こと、子供が音楽を聴くようになってきたので、長距離移動時にエコープランで格安で音楽のサブスクリプションを使うことが目的です。あとはただ純粋に興味です!
用意したもの
- EchoAuto
- スマホ
- データSIM
- ちょっと長めのUSBケーブル
- Bluetooth対応navi

通常は普段持ち歩いているスマホにアレクサアプリを入れ、EchoAutoと接続するのがセオリーだと思います。実際一度やってみました。しかし、試してみると、アレクサアプリがかなりバッテリーを喰うことが判ったため作戦変更。充電しながら使えばいいんですがバッテリーの劣化も避けたいので、以前に使っていたスマホにデータSIMを入れて車に置きっぱなしの充電器につなぎっぱなしで運用することとしました。
最終的には「Macrodroid]という無料アプリを使ってエンジンをかけて充電されると自動的に接続に行くようにし、エンジンを切るとすべて切断するようにしてみました。
設置と接続
ナビとスマホアプリBluetooth接続は今までもやっていましたが、Echo dotとナビのbluetooth接続でつまずき、今までうまくいっていませんでした。いろんなサイトで調べてもなかなか解決策が見つからず、最悪繋がらなければナビを外して背面端子からの有線接続も考えていましたが、今回原因がわかり接続成功しています。
内容物
- Echo auto本体
- USBケーブル
- AUXケーブル
- 車載電源アダプタ
- エアベントマウント
- 簡易説明書

設置と設定
設置手順は
・マウントの位置決めと設置(配線取り回し方法の確認)
・電源の確保
・スマホとナビの接続
・スマホとEcho autoの接続
となります。
マウントの設置と電源の確保
まずは台座となるエアベントマウントを設置します。送風口のルーバーに挟み込むかたちで取り付けます。形状によってはつけられないかも。その場合もダッシュボードのうえに置いても本体に滑り止めがついているため大丈夫だと思います。マウントと本体は磁石でカチッとつくようになっています。
今回は運転席と助手席の間のエアコン送風口に付けました。左の写真はまだ保護フィルムが貼られた状態です。ついでにシガーソケットに電源アダプタを刺しUSBケーブルを接続します。または知識とやる気があれば配線を隠してバッテリーから直接電源を取ると、見た目も綺麗です。
電源は本体の左側へ接続するため取り回しを考えておいたほうが良いです。

スマホとナビの接続
スマホにAlexaアプリをインストールし、セットアップしていきます。今回は以前使用していたZenfone3ultraを使用。このスマホにデータSIMをぶっ刺して車載専用スマホとしました。データSIMはデータ量をシェアできるものが一枚余っていたのでそれを使いました。

Echo auto接続時にナビとの接続確認があるため、最初にナビとスマホを接続しておいたほうが良いです。接続方法はナビによって違うと思うので割愛。
EchoAuto本体とスマホの接続はbluetooth。ナビとEchoAutoの接続もスマホを介して行います。
スマホのBluetoothをOnにしておくのを忘れずに。
- Alexaアプリから下部メニューの「デバイス」を選択
- デバイスメニュー右上の+ボタンを押し、「デバイスを追加」を選択。セットアップ画面へ
- デバイス選択画面からAmazon Echoを選択
- サブメニューからEcho Autoを選択
- 「Echo autoを送風口に取り付ける」が表示されるのでEcho Autoに電源を接続して「次へ」を押す
- 「位置情報へのアクセスを常に許可」に設定
- EchoAutoとの接続
- ナビでの音声出力テスト
1 画面下の「デバイス」を選択2 右上の+ボタンを押して
「デバイスを追加」を選択3 セットアップするデバイスの種類から
Amazon echoを選択
4 Echo autoを選択 6 位置情報へのアクセスを許可 7 接続
ここでEcho Autoとの接続でいつもEcho Autoが表示されず困っていましたが、接続時に下の写真の赤丸の場所に隠れて表示されているスマホの通知欄を開くとスマホ側のBluetooth接続設定がバックグラウンドで動いており、そこで接続を許可をすることで無事に表示されました。

この後にスマホ側で音声出力テストがあり、ナビから音声が出力されればセットアップ完了です。この時にナビに接続してある必要があります。
ナビ側でBluetoothなどのソース設定をしておかないと音声が聞こえない可能性があります。(ナビによります)
バッテリー節約方法
スマホをほったらかしにしておくとAlexaアプリがかなり電池を喰っていて1日20%程度の消費をしていました。これを解決するのにスマホアプリでのMacroDroidを使ってスマホのアプリのスタンバイ状態をコントロールすることでバッテリー消費を抑えることに成功しています。
MacroDriodは、何かのイベントをトリガーにしてスマホの動作を自動で行うアプリです。もともと似たような機能のものでIFTTTというアプリを使用していましたが、MacroDriodは日本語で設定でき、感覚的に使えるので非常に使いやすいです。

スマホのコントロール条件
以下のマクロををMacroDroidで組むことで車に乗った時のみAlexaアプリとBluetoothをOnにする設定を行いました。
1 車のエンジンを掛けスマホが充電され始めたらBluetoothをON
2 Bluetoothでスマホとカーナビが繋がったらスマホのロックを解除して
Alexaアプリを開始
3 車のエンジンを切って充電が止まったらAlexaアプリを停止、BluetoothをOff

前提として、スマホは車のアクセサリー電源に接続したままにして、車のエンジンがかかったら充電されるようにしています。また、充電ケーブルは100均で2.1A対応のものを購入し、短時間の移動でも充電されるようにしました。
これによってMacroDroidでの設定前で1日あたり20%程度のバッテリー消費していたものが、数%台まで減少し、かなり節約できています。また、すべての動作を自動で行うため、スマホにもecho autoにも触れることなく起動、切断を行えています。
Echo autoでできること
基本的にスマホのアレクサを使うので通常のEchoシリーズやスマホのアレクサと同じことが出来ます。
音楽再生
これがメインとなりますが、prime会員やAmazon musicを契約している場合は音楽再生ができます。冒頭で書いたようにyamataはEchoプランに入っているため、「アレクサ音楽かけて」で音楽再生されます。曲名も表示され、ナビ側での操作でもやや反応の遅れはありますが、曲選択も可能でした。

ナビのソースをBluetoothにすると車のスピーカーから音楽が流れるのは当然ですが、別のソースにしている場合はEchoAutoへの問いかけで、スマホから音楽が流れるのはうれしい誤算でした。
家電連携
今回のキモはこれ。yamataはスマートロックのQurioLockを使っていますが、家に近づくと勝手に開錠できるハンズフリー開錠がいまいち反応が悪く、使用をあきらめました。そこでAlexaと連携することで、車で自宅に着いたときに

アレクサ、家の鍵開けて
で、Alexaに鍵を開けてもらうことができ、荷物で両手が塞がっていても鍵を取り出す手間なく家に入ることが出来ます。鍵を開けるときはその後に4桁のコードを聞かれるので、事前に登録しておいたコードを答えることでセキュリティを担保しています。
スキルで子供の暇つぶし
長距離の移動は子供には苦痛が大きいようです。アレクサスキルには「しりとり」や「ピカチュウトーク」など子供の暇つぶしになるものがあり、車に乗っているのに飽きたときに使えます。
他にも買い物するものを憶えてもらったり、スケジュールを確認したりと使い方次第でいろいろできることは増えていきます。
Alexaに「ナビして」と言うと、交通情報をお知らせすることは「まだ」できません。と答えるので今はMacrodroidでAlexa起動と一緒にGoogleMapも起動するように設定しています。今後はナビ機能が実装されることを期待です。
*追記 Googleアシスタントを兼用することで、声でナビのコントロールもできました。「OK,google、○○までナビして」でOKです。

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