車に乗って数年もするとワイパーの拭きムラや、ビビリが起こってきます。そんな時はワイパーゴムの取り替え時です。ひどくなるとワイパーゴムがちぎれてきます。
ワイパー本体を交換すると高くつきますがワイパーゴムだけ交換すると安上がり。そんな場合にDIYで交換する方法です。
ワイパーゴムの種類
通常の天然ゴムのほかに、撥水機能を持つシリコンゴム、スムーズにワイパーが動くため拭きムラやビビりを抑えることが出来るグラファイトコーティングをしているものがあります。
天然ゴム
普通のゴムです。安いです。
撥水ゴム
シリコンゴムで出来たものやシリコンコーティングをしたものはが撥水機能を持たせたワイパーとなっています。今回はこれを買いましたが、しっかり撥水されています。価格は3つの中で一番高価となりますが、自分でフロントガラスに撥水コーティング剤を塗る手間が省けるのは大きいです。
グラファイト
グラファイト、簡単に言うと黒鉛ですが、これをコーティングすることで摩擦抵抗を減らして、主にワイパーを動かしたときに引っ掛かったり、ガガガっとビビり音が煩くなることを防ぎます。ガラスコーティングとも相性がいいです。
価格は天然ゴムとシリコンゴムの中間です。
交換に必要なもの
- ワイパーゴム
- タオルなどの布(フロントガラスの破損防止)
- 手袋(手を汚さないため)
- ハサミ
交換方法
ワイパーの取り外し
ワイパーを直接触ると結構手が汚れます。新しいワイパーゴムも触ると手が黒くなるのでまず手袋をします。
ワイパーを立てて、フロントガラスのワイパーが当たる場所に厚手のタオルなどを当てておきます。これはワイパーブレードを外した時に誤ってガラスにワイパーアームがぶつかってガラスが破損することを予防するためです。
赤丸のところの真ん中にあるポッチをワイパーアーム側(写真だと上側)に押しながらワイパーブレードを矢印の方向に引きます。ちょっと固いかもしれません。ケガに注意しましょう。車種によっては別の方式もあります。分からない場合はディーラーやカーショップに確認しましょう。
ワイパーブレードを外した後は破損防止のため、ワイパーアームを静かに最初にフロントガラスの上に置いておいたタオルの上に寝かせます。運転席側、助手席側ともに外します。
古いワイパーゴムの取り外し
ワイパーゴムの端 右へ押し込み端をブレードから外す 端を外したところ
取り外したワイパーのワイパーゴムをつかみ、どちらかの端をゴムが縮む方向(写真では右側)へグイっと押すとワイパーゴムを外すことが出来ます。この時劣化が大きいと千切れることがあるので注意。
端が外れたら今度は反対方向(下の写真では左側)に引っ張っていくとワイパーゴムが抜けます。
新しいワイパーゴムの取付
今回買ったのはステップワゴンRPに合うガラコワイパーパワー撥水No.60とNo.61
新品でも素手で触るとこうなります。
物によっては長さを自分で合わせる必要があるので、取り外したワイパーゴムに合わせてハサミで切って長さを揃えます。この時、ワイパーゴムの端に「矢印が付いていないほう」をカットします。今回は助手席側の長さを合わせました。
新しいワイパーゴムを矢印が付いているほうからワイパーブレードに入れ最後尾までスライドしていきます。奥まで入ったら、外した時と逆の手順でワイパーゴムをはめ込みます。
ワイパー取付
ワイパーゴムを取り付けたらワイパー取り外しの逆の手順でワイパーを取り付けていきます。この時しっかり取付けないと使用中にワイパーが外れる危険があるので念入りに。
作動確認と撥水処理
取付が終了したら、拭きムラが無いか実際にワイパーを動かして確認します。撥水タイプの場合はガラスが乾いた状態で数分ワイパーを作動させることで撥水被膜が形成されます。このガラコワイパーの場合は3分でOKでしたが、気温やガラス温度が低い場合はもう少し長めに動かしたほうが良いようです。
ワイパーゴムの選び方
メーカー・価格
ワイパーゴムは上記3種類から価格、機能をお好みで選択するといいです。メーカーは多数ありますが、有名どころでは下記のようなメーカーがあります。個人的には正直下記のメーカーであれば大きく性能は変わらないと思っています。価格は多少の違いがありますが、ネットショップで購入する場合は送料が高い場合があるので、よく確認したほうが良いです。
- PIAA
- BOSCH
- NWB 日本ワイパーブレード
- ソフト99
- カーメイト
車種
車種、年式によりワイパーの規格が違うため注意が必要です。ネットショップやメーカーのHPで確認しましょう。下記リンクでアマゾンでは一部車種選択可能でした。
めんどくさかったら、ディーラーやガソリンスタンドで購入すれば交換してくれる場合があります。
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