ミニトマトの室内栽培トラブル!

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 ミニトマトの室内水耕栽培で起こったトラブルとその対処の備忘録

原因は推測による部分が多いため確定ではありません。

葉っぱばかりで花が少ない!

 原因

木ボケしたミニトマト

 いわゆる木ボケというやつのようです。トマトは貧栄養の土地が原産のようで、栄養過多、窒素過多は木ボケの原因となるようです。

 うちでは株が小さいうち、それも水耕栽培開始直後にハイポニカを濃いめに与えていたため葉っぱばかり育ってしまったようでした。栄養過多になると本来ギザギザになるはずのミニトマトの葉っぱの縁が丸みを帯びてきます。また、その時の生長点付近の茎が太くなります。

木ボケの対策

 水で希釈するとともに、脇芽を伸ばして養分を分散させました。気持ちハイポニカの溶解量を減らしています。現在は花の数が増えています。

 また、フィーリングでハイポニカの補充をしていましたが、次第に濃くなっていった可能性が高いため、肥料濃度を計測できるEC計を買って管理することにしました。とりあえずハイポニカ500倍希釈をEC計で測った値を基準にして、水とハイポニカの補充をしていくことにしました。

茎が折れた~!

原因

 不注意。伸びた茎を下向きに誘引しようとして曲げていたら割と根本側からポキッといってしまいました。下の写真の左側に伸びている部分の先が折れました。幸い脇芽が生きていたためそこからうまく伸びてくれました。

ミニトマトの折れた茎

対応

 誘引して向きを変えたい場合は数日かけて少しずつ曲げていくことです。無理しない!慌てない!

 折れた先はペットボトルで水につけて根を生やし、ベランダ栽培を続けました。

花が落ちて実がならない!

原因

 いろいろな原因があるようで、日光不足、栄養過多が原因の場合があるようです。うちの場合は栄養過多の気がする・・・。または受粉がうまくできなかった場合にも花が落ちるようです。室内栽培では虫が存在しないため人工授粉が必要です。

ミニトマトの花が落ちる

花が落ちる場合の対策

 まずは栄養量のコントロールと日光不足の解消が必要です。落ちた花の前後の葉をカットすることで日当たりをよくしたり、 筆や梵天などを使って 人工授粉もしていましたが上の写真のように花が次々と落ちていき、残るのは数個の実だけって状態が続きました。

 そこで木ボケ対策同様、脇芽を残して栄養を分散させることと秘密兵器!トマトトーンを使ってみることしました。

トマトトーンって?

 トマトトーンは植物ホルモン剤でトマトの実付きを良くする薬剤です。ナスやズッキーニなどにも使えるようなので来年は受粉が大変なズッキーニに試してみようかな。安全性については農水省で確認されています。トマトトーンを使用している農家さんもたくさんあるようです。

 トマトトーンには下の写真のスプレータイプと原液を希釈して使用するアンプルタイプがあります。希釈濃度を間違えると薬害が生じたり、希釈すると使用期限が短かったりするので多少高くつきますが、yamataはスプレータイプを買いました。

トマトトーンスプレー
トマトトーンスプレー

トマトトーンを使ってみると?

 トマトトーンは生長点にかかると葉が委縮して伸びなくなったりするのと、 2回以上かけても障害が起こるらしいので、花の後ろに紙を当ててスプレーしました。どれにかけたかわからなくなりそう・・・と思っていたら、使って数日で効果がはっきり出ました!今まで落ちていた根本側の花が実をつけました。使ったら数日で実が確認できたので、かけていない花もすぐ分かりそうです。これを書いているときには、まだトマトトーンを使用して1週間くらいなので今後に期待です。もっと早く使っていればよかった!

トマトトーン使用後のミニトマト

その後の状況 10月 2019/10/18追記

 10月に入って北海道は最低気温0℃付近の地域が増えてきています。外は初霜の話が出てきてる状況。そんな中でもうちの室内水耕ミニトマトは元気です。すくすく育って実をつけています。

 室内環境は最低19℃くらいをキープし、太陽は低くなってきているので日当たりは夏より良くなっています。トマトトーンを使用してからは夏よりも実の数が増えています。このままいけば越冬も可能かも?

ミニトマトを室内水耕栽培してみる

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とりあえずやってみる。

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